◆ラケットとストリングス
半世紀にもなると歴史を感じます。
ラケットもストリングス(ガット)の進化によりテニスもプレースタイルも大きく変わりました。ウッドと呼ばれていたフレームは「木製」でしたし、一時期のスチールを経てカーボン(炭素素材)に落ち着いたラケットは硬さ、振動、変形などの不快な過度な変成がなくなり現在に至っています。
ストリングスこそ、シープ(ナチュラルガット・当初のころは羊の腸でしたが、今は牛の腸→ホルモン?)、ナイロンが主流で、シープは高価で使うことが出来ませんでした。安価であったナイロンも進化を遂げてマルチフィラメント(細い糸の集合体)、モノマルチフィラメント(芯になる一本糸の周囲を細い糸で包み込む)、モノ(一本糸)と3種類程度が構造の主流となり、素材に変化はあるものの代表的なストリングとなっています。ここ20数年のプロの世界で使われているのはポリエステルです。耐久性に優れ性能維持も素晴らしく、ハードヒッターにはお勧めですね。
おや?私たちはどんなストリングス(ガット)を使えば良いのかな?
私は「マルチフィラメント」をお勧めしています。これも各メーカーから沢山のパッケージがあります。どれがオススメなの?と聞かれたら「〇〇〇です!」と直接お伝えいたしますね。
これは一言!ストリングスは「切れるまで性能維持」される訳ではありませんよ~。3か月に一度は張り替えたいです。例えばナイロン製品を引っ張り合って3か月放置したらどうなりますか?「やったことないから解らないよ。」と皆さん仰りますが、元の性能がキープされると思いますか?いや、間違いなく劣化しますよね。炭素素材のラケットも見えない経年劣化があります。「最近、塗料が剝がれてきちゃったよ。。。」テニスシューズも「加水分解」と言って、履かないシューズを放置していて何年か振りに履いたら底が剥がれました。。。とならないように、適時交換、気分転換、新製品信奉、、、贅沢品ではなく嗜好品ですからね。