◆狙う③
2023.06.25
練習でも試合でも欲が出てアチコチを狙いたくなるのは当たり前です。「クロスへ返すのが精一杯ですよ、、。」と嘆き声も聞こえます。自分の周囲は常に上手な方に囲まれて、そんな余裕もなくガムシャラに一生懸命だった頃もありました。「これは格下だな?」と500年早い(笑)気持ちで臨んだ試合に楽勝の思い出は少ないです。力を抜きすぎて集中力も欠けて、勝利への執着心を忘れれば「テニスの神様」も見ています。良い結果が出る訳ありませんよね。いつになったら心に余裕を持ち、のんびりと勝つことが出来るのか「テニスの神様」はそんな愚問には応えてくれません。
練習の時に高い緊張感を持続し、コントロール練習することはとても大切です。相手が自分より格上でも格下でも、同じレベルでも「自分の得意技」狙って返球する努力を忘れてはなりません。ボールによっては狙った方向に全然成功せずに、ますます焦りが強くなるのもいつも通りです。しかし「狙う」のです。光の如く、目にも止まらぬスピードボールではなく、ボールにプリントしてある「DUNLOP FORT」「St.James」が読めるくらいの遅さでも良いのです。左右・前後に動かしてオープンスペースを作り、チャンスボールをキチンと捉えましょう。いつしか自分のパターンとなり、相手が狙っている所を読んできても、初志貫徹・応用の方向転換とあらゆる姿勢を持っていれば少しは心の余裕が生まれて来るハズです。
それを信じていたいのです。