◇秋の自然対策
秋のテニスは「自然との闘い」にもご用心!
真夏の猛暑も少しずつ落ち着き、季節は秋へ向かっています。
気温が下がり、テニスコートも次第に快適になってきました。「これなら思い切りテニスができる!」と、スポーツの秋を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
しかし、秋のテニスでは、もう一つ気をつけたいことがあります。
それは――「自然との闘い」天候だけではないのです!!
テニスは、自分自身との闘い、そして対戦相手との闘いだけではありません。コートの周りには、私たちと同じように季節を感じながら活動する小さな生き物たちもいます。
テニススクールではたくさんのボールを使います。レッスン中、コートの隅へボールを拾いに行ったとき、植え込みや草むらで思わぬ虫を見かけることがあります。また、ベンチで休憩しているときには、スズメバチが飛んでくることも。さらに、暑さが少し和らいだ時期には、蚊に刺されることもあります。
秋はスズメバチに特に注意
スズメバチは春から秋にかけて活動しますが、特に晩夏から初秋は個体数が多く、攻撃性も高くなるため注意が必要とされています。日本皮膚科学会も、夏~秋はハチの活動が活発になり、野外活動での被害が多い時期として注意を呼びかけています。
「気温が何℃になるとスズメバチが危険」という単純な境界があるわけではありません。日中、気温が高い時間帯には活発に飛び回り、巣の近くでは特に注意が必要です。環境省も、春から秋の日中、気温が高くなると活動が活発になり、晩夏から初秋は要注意としています。
スズメバチを見かけたら
絶対に手で追い払わないこと。
大声を出したり、ラケットやタオルを振り回したりすると、ハチを刺激してしまう可能性があります。
まずは落ち着いて、ハチから離れましょう。
・走って追い払おうとしない
・手やラケットを振り回さない
・巣がありそうな場所には近づかない
・できるだけ静かにその場を離れる
・コートスタッフやクラブスタッフに知らせる
黒い服や髪などに反応することがあるともされているため、屋外活動では帽子などで頭部を守ることも一つの対策です。
もしハチに刺されたら?
まず、ハチから離れて安全な場所へ移動することが最優先です。
そのうえで、
① 傷口を流水で洗う
② 針が残っている場合は取り除く
③ 患部を冷やす
④ 安静にして症状を観察する
といった応急処置を行います。口で毒を吸い出す方法は避けてください。
ただし、ここで最も重要なのが全身症状です。
「じんましんが広がる」「息苦しい」「喉や舌が腫れる」「腹痛・吐き気がする」「めまい、意識がおかしい」「気分が急に悪くなった」などの症状が出た場合は、アナフィラキシーの可能性があります。迷わず119番へ。
ハチ刺されによるアレルギー反応は、刺されてから短時間で急激に悪化する場合があります。日本皮膚科学会も、じんましん、腹痛、気分不良などの全身症状があれば直ちに救急車を呼ぶよう勧めています。
「ちょっと様子を見よう」が危険になる場合があります。
秋の蚊にもご用心
一方、蚊は「夏だけの虫」と思われがちですが、秋になったからといってすぐにいなくなるわけではありません。
特にヒトスジシマカなどは、人家周辺や公園などにも生息しています。蚊に刺されると、赤みやかゆみが出ますが、すぐに症状が出る場合だけでなく、刺されて1~2日後に赤みやかゆみが現れることもあります。
蚊は病気を媒介することもありますので、長時間ベンチで休憩するときや、コート周辺でボールを拾うときなどは、肌の露出を減らしたり、必要に応じて虫よけ剤を使用したりすることも大切です。厚生労働省も、蚊が媒介する感染症への対策として、蚊に刺されないための予防を呼びかけています。
「自然を避ける」のではなく「自然を知る」
秋のテニスは本当に気持ちの良い季節です。
青空の下、爽やかな風を感じながらプレーできるのは、屋外テニスならではの楽しみでしょう。
だからこそ、コート周辺の自然にも少しだけ目を向けてみましょう。
「ボールを拾う前に、草むらをちょっと確認する」
「ベンチに座る前に、周囲を確認する」
「ハチを見かけたら近づかない」
「蚊に刺されない工夫をする」
この小さな心掛けが、安全で楽しいテニスにつながります。
自分との闘い、相手との闘い、そして自然との共存。
上尾グリーンテニスクラブでは、これからも皆さまに安心してテニスを楽しんでいただける環境づくりを大切にしていきます。
スポーツの秋。テニスの秋。食欲の秋!!!
自然にも少し敬意を払いながら、気持ちよくテニスを楽しみましょう!
