◇シニアシングルス攻略術
60歳代のシングルスゲーム
――無理をしない、でも勝負はあきらめない!
60歳代のシングルスは、若い頃と同じように「走って、打って、また走る」だけでは、なかなか最後まで戦い抜けません。往年の脚力、体力、パワーが少しずつ衰えてきたからこそ、これからは「体力で勝つ」から「頭と配球で勝つ」テニスへ。
■ポイントは「相手を走らせ、自分は走りすぎない」
シングルスでは、すべてのボールを強く打つ必要はありません。
基本は、深く、相手のバック側へ。
そこから相手の返球が浅くなったら、無理に一発で決めようとせず、空いているコースへ。そしてチャンスボールが来たら、そこで一気にポイントを取りにいきましょう。
「毎回決める」のではなく、チャンスを作ってから決める。
これが60歳代のシングルスでは大切です。
■返球は「安全第一」が結果的にポイントにつながる
相手の強いボールに対して、こちらも強打で対抗する必要はありません。
まずはネットより高い軌道で、深く返す。
相手のコートの奥へ返して時間を作り、次のボールに備えます。
特にラリーの序盤から無理なショットを狙わず、相手のミスを誘うくらいの気持ちで。
「1本多く返す」が、60歳代のシングルスでは大きな武器になります。
■体力温存は「休むこと」ではなく「走らない工夫」
ポイント間はしっかり呼吸を整え、水分を補給しましょう。
また、打った後にコート中央へ必死に戻るのではなく、相手の体勢や自分の打球の深さを見て、必要な範囲だけ動く。
短いボールを打たせる、角度をつけすぎない、相手の得意なコースを避ける――。
こうした配球で「相手に動いてもらう」ことが、自分の体力を守ります。
■試合前日から準備を始めよう!
夏のシングルスは、当日のコンディションだけでなく前日からの準備が重要です。
十分な睡眠を取り、食事と水分をしっかり確保。試合当日は、水やスポーツドリンクなどを準備し、汗を多くかく場合は電解質も意識しましょう。
アミノ酸系の飲料・食品を利用するのも選択肢の一つです。
さらに、
着替え・タオル・キャップ・日焼け対策用品・冷却スプレー・アイスバッグや保冷剤なども準備しておくと安心です。
ウェアは、汗を素早く逃がす吸汗速乾素材がおすすめ。暑い日は、通気性の良いウェア、キャップなどを上手に使いましょう。着替えは最低でも1~2セット、汗の量が多い方は多めに用意すると快適です。
足がつりやすい方は、事前に医師・薬剤師へ相談し、必要なものを準備しておくと安心です。芍薬甘草湯などの漢方薬も、自己判断で常用せず、使用方法や持病・服薬との関係を確認しておきましょう。
■試合後こそ、しっかりクールダウン
試合が終わったからといって、すぐに座り込むのではなく、軽く歩いて心拍数を徐々に落としましょう。
その後、水分・必要に応じて電解質を補給し、汗で濡れたウェアは早めに着替える。暑い日は保冷剤などを利用して、首や脇の下などを適度に冷やすのもよいでしょう。
「無理をしない。でも、チャンスは逃さない。」
60歳代のシングルスは、経験、配球、判断力が大きな武器になります。
若い頃の自分と競うのではなく、今の自分に合った戦い方を身につける。
まだまだ暑い夏。体調管理を第一に、頭を使って、賢く、そして楽しくシングルスを楽しみましょう!
上尾グリーンテニスクラブでは、60歳代からのテニスも応援しています。
