◇楽しいシングルス
2026.08.15
楽しいシングルス――自分を頼りに、オンステージを!
テニスには、ダブルスとは違う「シングルスならではの楽しさ」があります。 相手と一対一で向き合い、ボールを打ち合う。誰かに任せることも、誰かにカバーしてもらうこともありません。ポイントを取るのも、失うのも、基本的には自分自身。その緊張感こそが、シングルスの面白さです。 シングルスコートは、縦23.77m、横8.23mの長方形。まず、このコートの形を理解することが大切です。 ①「クロスは長く、ストレートは短い」 シングルスで最初に覚えておきたいのが、コースによる「距離の違い」です。 クロス方向は、ストレートよりも打球距離が長くなります。そのうえ、ネット中央は両サイドより低くなっています。 つまり、クロスは「距離に余裕があり、ネットも低い」という、比較的安全性の高いコース。 一方、ストレートは距離が短い。しかし、ネットの高さはサイド部分で高くなります。 この違いを理解しておくだけでも、「なぜクロスが基本なのか」「なぜストレートは慎重に使うのか」が見えてきます。 ②「自分の守備範囲」を意識する シングルスでは、一人でコート全体を守らなければなりません。 強いボールを打つことばかり考えると、相手から逆に広い場所へ返球され、自分が走らされることになります。 だからこそ、まず大切なのは「相手に打たせたい場所」と「自分が次に守る場所」を考えること。 打ったら終わりではありません。 打つ → 戻る → 構える → 次のボールを待つ。 この繰り返しが、シングルスの基本です。 ③「無理をしないこと」も立派な戦術 シングルスでは、つい「決めなければ」と思ってしまいます。 しかし、毎回ウィナーを狙う必要はありません。 相手のミスを待つ。深く返す。クロスを使う。相手を動かす。そして、自分が有利になったところで攻撃する。 「今は攻める場面なのか、それとも我慢する場面なのか」。 この判断力こそ、シングルスで身につけたい大切な技術です。 シングルスは「自分との戦い」 そして、シングルス最大の魅力は、技術だけではありません。 試合中には必ず、心の中で「弱気」と「強気」がせめぎ合います。 「ミスしたくない……」 「でも、ここは攻めたい!」 「安全に返そう……」 「いや、今ならいける!」 この繰り返しです。 だからシングルスでは、ショットの技術と同じくらいメンタルが大切になります。 ミスをした自分を責めすぎない。リードしても焦らない。劣勢でも諦めない。 「次の1球」に集中する。 自分自身を信頼してプレーすることが、シングルスを楽しむ大きなポイントなのです。 ダブルスが「二人で作るステージ」だとしたら、シングルスはまさに自分一人のオンステージ。 観客はもちろん、相手もいます。でも、コートの中で最後に頼れるのは自分自身です。 だからこそ、ミスも、ナイスショットも、粘りも、逆転も、すべて自分の経験になります。 さあ、コートに立ったら、自分を信じて。 自分を頼りに、オンステージを! シングルスには、苦しさを上回るほどの「自分で戦う楽しさ」があります。 配球に迷ってしまう、狙ったところにいかない、打ち返し方が分からない、緊張感多すぎ、、、などなどをクリア目指しましょう!
