上尾グリーンテニスクラブ 上尾グリーンテニスクラブ

◇アルコール消毒?栄養補給?

2026.08.06

Untitled - 2026年8月06日 19.31.04edited-photo (1)edited-photo
「今日の上尾市のように真夏の酷暑がきつく、身体中の水分がお水で補給、プレー後のシャワー後にビール!のパターンは身体に良いのですか?

または、病の原因ともなります? 血圧、糖尿病など…他の持病がある方は、どんな注意が医学的にも必要なのですか?」

う〜ん…

結論から言いますと、「酷暑の中で水だけを飲み、プレー後にいきなり冷たいビールを飲む」というパターンは、医学的に非常に危険です。

​特に高血圧や糖尿病などの持病がある場合、心筋梗塞や脳梗塞、急激な血糖値スパイクを引き起こす直接的な引き金になり得ます。

​1. なぜ「水だけの補給 + プレー後のビール」が危険なのか?

​① 「水だけ」の補給で起こる低ナトリウム血症

​猛暑の中で汗を大量にかくと、水分だけでなく塩分(ナトリウム)も急速に失われます。この状態で「お水だけ」を大量に飲むと、血液中の塩分濃度が薄まり、「低ナトリウム血症」を引き起こします。

  • 症状: 強いだるさ、めまい、筋痙攣(足がつる)、重症化すると意識障害。

​② 脱水状態でのアルコール(ビール)

​「汗をかいた後のビールは水分補給になる」と思われがちですが、実際は強力な脱水促進剤です。

  • ​アルコールの利尿作用により、飲んだ量以上の水分が尿として排出されます(ビール1Lで約1.1Lの水分失う計算)。
  • ​体内が渇いた状態で飲むと、さらに血液中の水分が奪われ、血液がドロドロになります。

​③ シャワー後のヒートショックと血管への負担

​猛暑で広がった皮膚の血管が、シャワーで刺激され、急激に冷たいビールを飲むことで自律神経が乱れ、血圧が激しく上下します。

​2. 持病がある方のリスクと医学的な注意点

​高血圧・循環器系疾患がある方

  • 危険性(血栓・脳梗塞・心筋梗塞): 「汗による脱水 + ビールの利尿作用」により、血液中の水分が減ってドロドロ状態(高粘度)になります。この状態で血圧が乱降下すると、脳や心臓の血管に**血栓(血の塊)**が詰まりやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞の発生リスクが跳ね上がります。
  • 注意点:
    • ​運動後〜入浴後まではしっかり水やスポーツドリンクで水分・塩分を補填し、脈拍と体温が落ち着いてからお酒を楽しむこと。

​糖尿病・代謝系疾患がある方

  • 危険性(急激な血糖変動・高血糖脱水): 喉が渇いた状態でのビール(特に最初の一杯)は、糖分が素早く吸収されて血糖値スパイク(急速な上昇)を引き起こします。また、高血糖状態自体が利尿作用を強めるため、脱水がさらに悪化する悪循環に陥ります。
  • 注意点:
    • ​ビールを飲む前に、まずお茶や水、または軽めのタンパク質・野菜などを一口入れてからアルコールを口にすること。

​3. 安全に運動・酷暑を乗り切るための「改善パターン」

​プレー中からプレー後までの過ごし方を少し変えるだけで、身体への負担を劇的に減らすことができます。

  1. プレー中〜直後: 「水+塩分(スポーツドリンクなど)」をこまめに摂る。
  2. お風呂・シャワー後: ビールを口にする前に、まずはコップ1〜2杯の水か麦茶をしっかり飲む(体内の水分量を正常に戻す)。
  3. お酒の飲み方: ビールと同量以上の「和らぎ水(チェイサー)」を交互に飲みながら楽しむ。

​酷暑の中での運動は、自分が思っている以上に体に大きな負荷がかかっています。「しっかり塩分・水分をリカバリーしてから一杯楽しむ」というステップを挟むことで、持病のリスクを予防しながら安全に夏を乗り切ることができます。

「わかっちゃいるけど〜、やめられない〜🎵」とスーダラ節でハナ肇とクレージーキャッツ 植木等さんが歌っていたのは65年前(1961年・もちろん私の生まれる前!)ですが、今も「やめられない〜🎵」とお嘆きの貴兄には、どんな言葉を掛けてあげるのが一番良いのでしょうか?

Instagram facebook このページの先頭へ