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◇スポーツドリンクの重要性

2026.04.19

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 テニスとスポーツドリンクは、これからの季節において切っても切り離せない関係にあります。特に春から夏にかけては気温・湿度の上昇により、体内の水分と電解質(ナトリウムやカリウムなど)が想像以上に失われます。テニスは長時間にわたり断続的に動き続けるスポーツのため、「気づかないうちの脱水」が起こりやすく、適切な水分補給がパフォーマンスと安全性の両面で重要になります。

まず、なぜスポーツドリンクが必要なのかという点です。水だけでも水分補給は可能ですが、汗とともに失われるのは水分だけではありません。ナトリウムなどの電解質も同時に失われます。水だけを大量に飲むと、体内の電解質バランスが崩れ、かえって体調不良を引き起こすこともあります。スポーツドリンクは、水分と同時に電解質や糖質を補給できるため、吸収効率が高く、運動中の体をスムーズにサポートします。

次に、一日の中で無理のない水分補給の方法です。理想は「喉が渇く前に飲む」ことです。テニス前にはコップ1~2杯(約300~500ml)を目安に事前補給し、プレー中は15~20分ごとに100~200mlをこまめに摂取するのが効果的です。終了後も失われた分を補うため、体重減少分を目安に水分を補給します(1kg減で約1リットルが目安)。一度に大量に飲むのではなく、「少量を継続的に」がポイントです。

経口補水液とスポーツドリンクの違いも重要です。経口補水液は脱水症状時の回復を目的としており、ナトリウム濃度が高く、糖分は控えめに設計されています。一方、スポーツドリンクは運動中のエネルギー補給も考慮されており、糖質が含まれています。つまり、軽度の発汗や通常の運動時にはスポーツドリンク、明らかな脱水状態や体調不良時には経口補水液が適しています。

では、運動前・中・後で適した飲み物はどう変わるのでしょうか。
運動前は、体に負担をかけないよう、薄めのスポーツドリンクや水が適しています。
運動中は、電解質と適度な糖質を含むスポーツドリンクが最適です。
運動後は、失われた栄養を補うため、やや濃いめのスポーツドリンクや、食事と併せた補給が効果的です。

水分不足になると起こりやすいのが「足のけいれん(つり)」です。この際によく用いられるのが、漢方薬の芍薬甘草湯です。これは筋肉の急激な収縮を緩和する作用があり、芍薬に含まれる成分が筋肉の緊張を和らげ、甘草がその作用を助けます。即効性があることでも知られ、運動中や就寝時のこむら返りの緩和に用いられます。ただし、あくまで対処療法であり、根本的には水分・電解質不足を防ぐことが最も重要です。

市販されているスポーツドリンクを選ぶ際のポイントとしては、成分表示を見る習慣を持つことが大切です。特にチェックすべきは以下の点です。
・ナトリウム量(発汗量が多い場合はやや高めが望ましい)
・糖質量(運動量に応じて調整)
・浸透圧(「ハイポトニック」は吸収が速い)
・添加物の有無(人工甘味料など)

これらを自分の運動強度や体質に合わせて選ぶことが重要です。

最後に、適切な水分補給量についてです。一般的には、1時間あたり500~1,000mlが目安とされますが、気温・湿度・運動強度によって大きく変わります。大量に汗をかく夏場のテニスでは、1時間で1リットル以上必要になることも珍しくありません。自身の発汗量を把握するために、プレー前後の体重を測るのも有効な方法です。

テニスを長く、快適に楽しむためには「水分補給も技術の一つ」です。適切な飲み方・選び方を身につけることで、パフォーマンス向上だけでなく、ケガや体調不良の予防にもつながります。これからの季節、ぜひ意識的に取り入れてみてください。

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