上尾グリーンテニスクラブ 上尾グリーンテニスクラブ

◇外食の妙

2026.04.15

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珠玉の「茶色」を求めて――。

テニスコーチが綴る外食の妙

​こんにちは。コートの上の喧騒を離れ、ラケットを箸に持ち替える休日。

今日は、私の「OFFの日の過ごし方における外食の妙」について少しお話ししようと思います。

​皆さんは、外食をするとき何を基準に店を選びますか?「なんとなくお腹が空いたから近くの店へ」というのも一つの手ですが、私の場合、外食はもっと能動的なイベントです。

「それを!」食べたくて、そこへ行く。

​これが私の鉄則。特定の「あの一皿」を心に描き、そこへ至るまでのルートを練り、時間を逆算する。この事前準備の段階から、すでに私の休日は始まっています。移動手段も重要です。普段の車移動もいいですが、電車を乗り継ぎ、時には新幹線やグリーン車に揺られる。あのゆったりとした座席で車窓を眺める時間は、ただの移動を「旅」に変えてくれる最高の演出効果があります。現地に着いてからの機動力が必要な時はレンタカーを借り、目的の店へと真っ向から勝負を挑むのです。

​さて、今回ご紹介する「戦利品」たちの画像をご覧ください。

見事に、笑ってしまうほど「茶色」が主役です。

​■ 揚げ物と白米の黄金律:カツ丼とトンカツ

​まずは、この迫力ある「カツ丼」を見てください。

出汁を吸って少ししんなりとした衣、そこに絡む半熟の卵。これぞ日本の外食の王道です。サクサクの「トンカツ」も外せません。見てください、この断面の絶妙なピンク色。外側は強気な茶色の衣を纏いながら、内側はしっとりとジューシー。キャベツの千切りが申し訳程度に添えられていますが、正直なところ、私の視線は肉の脂身とソースの香りに釘付けです。

​「野菜も食べなきゃ」という理性の声は、この黄金色の揚げ物を前にすると、ついつい後回しになってしまいます。外食において、私は「バランス」よりも「満足」を優先する主義なのです。

​■ 麺、そして卵の誘惑

​私の遠征には、麺類も欠かせません。

特に、目玉焼きが乗った「焼きそば」。このソースの焦げた匂いが漂ってくると、胃袋が歓喜の声を上げます。黄身をいつ崩すか、そのタイミング一つとっても、真剣な「試合」のような緊張感があります。

​他にも、もやしが山のように積まれたガッツリ系のまぜそばや、透き通ったスープにチャーシューが鎮座する醤油ラーメン。どれもが茶色のグラデーションを描き、私の食欲をこれでもかと刺激します。

​■ 旅の句読点:甘味という名の癒やし

​「茶色」の連鎖は、メインディッシュだけではありません。

食後のデザート、あるいは道中で見つけた甘味もまた、大切なピースです。

古き良き喫茶店で出てくるような、少し固めのプリン。カラメルソースの深い茶色が、真っ白な生クリームと対照的で美しい。そして、お土産や休憩に最適な「どら焼き」。あのしっとりとした皮のきつね色、中に詰まった粒あん。

​たとえメインで野菜を最小限に抑えていたとしても(笑)、こうした甘味が心を整えてくれるからこそ、また次の日からコートに立って力強いレッスンができるというものです。

​■ 「好き」を追求する豊かさ

​こうして振り返ると、私の食卓は実に見事な「茶色一色」です。

プロテニスコーチとして、普段は生徒さんに健康や体力作りを説いている身。時には「もう少し緑(野菜)があったほうが…」と自分でも苦笑いしてしまいますが、OFFの日くらいは自分の本能に正直でありたい。

​「これだ!」と思う一皿のために、時間と手間をかけて足を運ぶ。

それは、テニスで一つのショットを極めるために何度も練習を重ねる情熱と、どこか似ている気がします。

​お店を調べ、電車に乗り、時にはレンタカーで知らない街の景色を楽しみ、最後にお目当ての味に出会う。この一連の流れそのものが、私にとっての最高のデトックスであり、明日への活力なのです。

​皆さんも、たまには「栄養バランス」という言葉を少し横に置いて、心から「それを!」食べたいと思うものを目指して、小さな旅に出てみてはいかがでしょうか?

​茶色の料理たちが持つ、力強くも優しい味わい。

それは、私たちの日常を彩る、何よりの贅沢だと私は確信しています。

​さあ、次はどこの「茶色」を攻略しに行こうかな。

時刻表を眺めながら、私の次の遠征計画はすでに動き出しています。

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