◇テニスボールの作り方 2026.01.31 硬式テニスボールの作り方 ― 原料から製品完成、缶詰め・出荷まで ― 硬式テニスボールは、シンプルに見えて実はとても精密に作られています。反発力、耐久性、打感を安定させるため、工程は細かく管理されています。 用意するもの(主な原料) ・天然ゴム ・合成ゴム ・加硫剤(ゴムを硬化させる薬品) ・フェルト生地(ウール+ナイロン) ・接着剤 ・空気(加圧用) ・アルミ製ボール缶 「製造工程」 【図①】ゴムの調合と半球成形 天然ゴムと合成ゴムを配合し、弾力と耐久性を調整します。 これを加熱・圧縮して半球状のゴムパーツを作ります。 【図②】ゴム半球の接合 2つの半球を貼り合わせ、球体にします。 この段階ではまだ柔らかく、内部は空洞です。 【図③】加硫(かりゅう)工程 高温・高圧で加硫処理を行い、ゴムを安定した硬さにします。 同時に内部に空気を封入し、ボールの反発力を決定します。 【図④】フェルト貼り フェルト生地をダンベル型に裁断し、2枚を球体に貼ります。 このフェルトがスピン性能・打球感・耐久性を左右します。 【図⑤】仕上げと検査 表面を整え、重量・直径・反発力を検査します。 基準を満たしたものだけが製品として次へ進みます。 缶詰め・出荷工程 【図⑥】加圧缶に封入 完成したボールは、加圧された缶に封入されます。 これにより、開封まで反発力が保たれます。 【図⑦】密封・出荷 フタを密封し、ラベルを貼付。 国内外のテニスクラブや大会へ出荷されます。 まとめ 硬式テニスボールは、ゴム・空気・フェルトのバランスで成り立つ精密なスポーツ用品です。 一球一球に、安定したプレーを支える技術が詰まっています。