◆永遠の夢 =男子・フォアハンドストローク=
2025.08.21
男子プロテニスのフォアハンドストロークにおける「テイクバック」の進化は、ラケット制作・材質・技術やプレースタイルの変化と密接に関係しています。1980年代頃からの歴史的な流れをまとめてみました。
《🎾 フォアハンド・テイクバックの進化史》
🕰️ 1980〜90年代:クラシックスタイル
• 代表選手:ピート・サンプラス、ステファン・エドバーグなど
「特徴」
• ラケットを大きく後方に引く「フルテイクバック」
• 肘から引くスタイルが主流
• スイングアークが大きく、時間に余裕がある時代
⚡ 2000年代:パワーとスピードの時代へ
• 代表選手:アンドレ・アガシ、アンディ・ロディック
「特徴」
• ラケットヘッドを下げてから振り上げる「ラケットダウン」型
• スイングスピードを重視
• 肘からのテイクバックは威力があるが、肘への負担も大きい
🚀 2010年代〜現在:コンパクト&効率重視
• 代表選手:ノバク・ジョコビッチ、カルロス・アルカラス
「特徴」
• 「ユニットターン」:体全体で横向きを作る準備動作
• ラケットヘッドが前を向いたままのコンパクトなテイクバック
• ラリー速度の高速化に対応するため、振り遅れを防ぐ設計
• 左手の使い方や体幹の連動が重視される
💡 なぜ進化したのか?
• ラケットの進化(材質・軽量化・スピン性能向上)
• ボールの速度・回転量の増加
• コートサーフェスの変化(ハードコート主流)
• フィジカル・トレーニングの進化による体の使い方の変化
これは男子プロテニスプレーヤーの話題です。分かってはいてもマネしたくなっちゃうのですよね。。。
似て非なる、私たちのフォアハンドストロークは儚き「永遠の夢」をいつまでも追い続けるのです。





